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令和5年度世界遺産登録推進講演会を開催しました

令和5年7月29日(土)、日田市民文化会館パトリア日田 小ホールで、令和5年度世界遺産登録推進講演会を開催しました。

 

今年度は、2017年に世界文化遺産に登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録までの道のりについて、宗像市教育部世界遺産課(海の道むなかた館)企画主査 岡崇(おか たかし)氏にお話しいただきました。

 

本世界遺産は、当初ユネスコ世界遺産委員会に推薦した8資産(※1)のうち、諮問機関イコモスの現地調査によって4資産(※2)のみ記載するという厳しい評価だったそうです。

 

そこで、8資産全てが文化的・歴史的に結びついた一体のものであり、その価値を示すために必要なものであることを説明し、結果として、ほぼ全会一致(※3)で8資産全てが登録されました。

 

ロビー活動の際には、当時の文化庁長官が自ら沖津宮・中津宮・辺津宮(へつみや)の絵を描き委員国にその価値を説明したそうです。

 

(※1)①沖ノ島、②小屋島(こやじま)、③天狗(てんぐ)岩、④御門柱(みかどばしら)、⑤宗像大社沖津宮遙拝(ようはい)所、⑥宗像大社中津宮、⑦宗像大社辺津宮、⑧新原・奴山(しんばる・ぬやま)古墳群

(※2)①沖ノ島、②小屋島、③天狗岩、④御門柱

(※3)委員国20ヵ国のうち、韓国は当初イコモスの勧告通り4資産のみの記載と判断しましたが、最終的には8資産の登録を反対するものではないと追加で発言しました。

 

水戸市
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備前市
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