弘道館は東日本大震災により,重要文化財である正庁や至善堂をはじめ,多くの施設が甚大な被害を受けました。
約2年間にわたって行われた復旧工事では,元々の部材の再利用や伝統工法の再現などの手法に加え,耐震補強も行われました。また,寒さや床下からの攻撃を防ぐとされる「二重床」構造も初めて確認されるなど,弘道館の歴史を物語る新たな知見を得ました。
平成26年3月27日には,「学問の府・水戸」のシンボルである弘道館の全面復旧を記念し,災害復旧記念式典が開催されました。
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